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妻沼移住を機に始めた mixi での日記を転載します。


妻沼移住( 2008/11/14 )
シンクロテックのホームページに( 2008/11/20 )
マウンテンバイクを移動( 2008/11/30 )
妻沼聖天と聖天寿し( 2008/12/07 )
アパートで音楽鑑賞( 2008/12/14 )
越谷散歩( 2008/12/21 )
運転免許証の更新( 2008/12/29 )
謹賀新年( 2009/01/01 )
冬休みを終えて( 2009/01/04 )
妻沼のグライダー滑空場( 2009/01/11 )
一編の長い映画( 2009/01/18 )
今年、来年、行きたいところ( 2009/01/25 )
強風のため、引きこもり( 2009/02/01 )
久しぶりのボールリフティング( 2009/02/08 )
妻沼にも春の風( 2009/02/15 )
神宮外苑で自転車競技観戦( 2009/02/22 )
友人の結婚祝賀会( 2009/03/01 )
AirMac Express からアンプへ( 2009/03/08 )
学生グライダー選手権( 2009/03/15 )
SIX13、2009年初出動( 2009/03/22 )
赤坂アレーナロッサ( 2009/03/29 )


一覧 / 2009年4月以降のページ

妻沼移住

越谷から妻沼へ。
Cannondale SIX13 を走らせること三時間、ついに妻沼の住民となりました。
妻沼という町は埼玉県熊谷市にあります。また、利根川をはさんで群馬県太田市や群馬県大泉町と隣り合っています。昔は鉄道が通っていたそうですが、今はバスだけが頼りです。
この週末は、昨日までに自動車で運んでおいた荷物を少しづつ開けていこうと思っています。

来週末まで光ファイバーを通じての接続が出来ませんので、試しに iPhone から送信してみます。

2008年11月14日 あおたみつひろ

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シンクロテックのホームページに

シンクロテックのホームページに、私が Cannondale SIX13 で日本縦断したときに秋田県能代市で撮った写真が採用されました。
URL :
http://www.syncretic.jp/

数年前に、シンクロテックのウェブサイトの下記URLのページに載っているアルミ製ペン置きなど作ったのですが、そのときにシンクロテックの社長と知り合い、たまに写真を送ったりしていました。
URL : http://www.syncretic.jp/service/toriatsukai.html

こうして写真を使って下さるのは、写真を撮る人間として、うれしい限りです。

2008年11月20日 あおたみつひろ

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マウンテンバイクを移動

 先週の土曜日(11月22日)、越谷の実家に置いてあるマウンテンバイク GIANT XCX-AC を、妻沼のアパートへ移しました。
 まずは借りていた本を返すために越谷市立図書館(写真 1 )へ行き、そこから妻沼を目指して出発したのが12時37分。この時点で、すでに「こんなに重くて遅い自転車で妻沼まで行けるのかなぁ」という不安が心の中にありましたが、行く以外に選択肢はありませんでしたので、行きました。
 水分補給のため、14時46分に騎西町の農産物直売所(写真 2 )で一時休止。再び走り出し、やがて行田市の辺りで国道17号バイパスに合流しようとしたところ、自転車進入禁止の標識が私の行く手を阻みました。国道17号バイパスの車道が自転車通行禁止であることは薄々知っていたのですが、今回合流しようとした交差点は、高速道路のインターチェンジのような構造になっており、いかにも入ってはいけない雰囲気で、しかもこの重くて遅い自転車ではなおさらでした。
 なぜ日本国民である私が日本の国道を走ってはいけないのか、と憤慨しながら、よく知らない町の住宅地やら農地やらを抜けて、だいぶ遠回りをしてから再び国道17号バイパスに合流し、まもなく妻沼方面への道へと進路を変え、西の空が茜色に染まった16時44分、妻沼のアパートに辿り着きました。

 月曜日(11月24日)には、アパートの部屋の光ファイバーが開通し、公にインターネットに接続できるようになりました。AirMac Express (写真 3 )という無線ルーターを使って、MacBook や iPhone と接続します。大きさを比べるために写真 3 の左端に iPhone を入れたのですが、この無線ルーターは比較的小さめで手軽に扱えるので、気に入っています。

 木曜日(11月27日)には、スペインのスポーツ紙 MARCA のウェブサイトで新城幸也選手についての記事を見つけました。大手のスポーツ紙である MARCA に記事が載ったことで、わざわざ自転車競技欄を覗いて見るくらいの自転車愛好家には、新城幸也の名前が知られたことになります。日本語訳は「スペイン一周自転車競技大会」のウェブログに載せました。
URL : http://ameblo.jp/lavuelta2008/

2008年11月30日 あおたみつひろ

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妻沼聖天と聖天寿し

 木曜日(12月4日)、スペインのスポーツ紙 MARCA に、イタリア一周大会百周年のマリアローザはドルチェとガッバーナがデザインする、という記事がありました。百周年を迎えるイタリア一周自転車競技大会の概要がベネチアで発表されるのに先立って、ディルーカ、シモーニ、クネーゴ、バッソらによって、12月12日にミラノで、大会のジャージが披露されるそうです。

 土曜日(12月6日)には、妻沼が誇る妻沼聖天を散歩しました。本殿は修繕工事中であったため、拝むことはできませんでしたが、国の重要文化財となっている門(写真 1 )をくぐり、落ち葉を踏みながら境内を眺めて歩きました。門から本殿に向かう途中の左手に「聖天寿し」というお店(写真 2 )がありましたので入ってみました。いわゆるお寿司屋さんではなく、持ち帰り用のいなり寿しを売っているお店でした。勘定台の向こうでは、奥様方数名がせっせといなり寿しを握っていました。アパートの部屋に戻って開けてみると、普通のいなり寿司の倍くらいの長さがあり、ぎょっとしました(写真 3 )。
 妻沼聖天からアパートへの帰り道、きれいな水色に塗られた東叡フレームの自転車に乗っている人に会いました。川越にお住まいのその人は、旅行車である東叡とは別に、ロードレーサーとしてオルベアのオルカをお持ちだそうです。

 今朝(12月7日)、読めもしないスペインの一般紙 El Mundo のウェブサイトを眺めていたところ、アスタナチームのコンタドールとアームストロングについての記事を見つけました。スペインはテネリフェでの合宿を終えたアスタナですが、2009年季はコンタドールの「スペイン部隊」とアームストロングの「テキサス部隊」に分かれ、エルナンデス、ナバロ、ルビエラ、パウリーニョ、スベルディアらはスペイン部隊に、ブライコビッチ、ポポビッチ、ライプハイマー、クローデンらはテキサス部隊に配属されるようです。そして、コンタドールはマヨルカ一周、ムルシア一周、カスティーリャ・レオン一周、バスク一周、ドーフィネ・リベレを経て、フランス一周、世界選手権へ。一方、アームストロングはダウンアンダー、カリフォルニア、クリテリウム・インテルナシオナル、サルテ、フランドルを経て、イタリア一周とフランス一周に臨むようです。同じチームに所属しながら、フランス一周までは競技を共にしないことになります。スペイン一周については未定のようです。

2008年12月7日 あおたみつひろ

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アパートで音楽鑑賞

 木曜日(12月11日)、スペインのスポーツ紙 MARCA に、エバンスがジロを走るという記事や、サストレがジロの表彰台を狙っているという記事があり、2009年のイタリア一周自転車競技大会(ジロ・デ・イタリア)への参加を予定している有名選手の名前が挙がっていました。百周年を迎える来年のイタリア一周大会には、出場停止期間が明けたイバン・バッソや、一度は現役を引退したランス・アームストロングが参加することで、注目が集まっています。

 昨日(12月13日)はアパートの部屋のなかで、私の持つ財産に比べて随分と豊かに広がる床にスピーカーと増幅器を置いて、音楽を聴きました。
 はじめは、増幅器の外部入力端子に iPod や iPhone をつないでみたのですが(写真 1 )、これですと、曲を選ぶときに iPod の置いてあるところまで出向かねばならず、やや不便でした。
 次に、増幅器に MacBook をつないでみました(写真 2 )。これではなおさら不便だろうと思われるかもしれませんが、iPhone を利用することでその不便さを解消することができました。具体的に記しますと、iPhone からコンピューター(この場合は MacBook )の音楽再生ソフトウェア iTunes を操作することのできるアプリケーション「Remote」を、AppStore よりダウンロード(無料)して iPhone に入れ、その Remote を使って手元にある iPhone から床に置いてある MacBook の iTunes を操作した、という具合です。この iPhone 用ソフトウェア「Remote」は無線 LAN を通じてコンピューター側の iTunes を操作しますので、無線 LAN の環境が必要です。また、初めてのときにはコンピューター側で「Remote」からの操作を許可するように設定する必要があります。
 三番目の画像は、iPhone で「Remote」を使ったときの画面を並べたものです。ホーム画面の上から四段目、左から三列目に見えるのが Remote のアイコンです。プレイリストやアーティスト、アルバムによって分類された一覧から曲を選ぶことができます。
 ヒップホップから始まり、レゲエ、ブルース、ジャズ、サンバ、日本やスペインのポップスを聴き、バッハのバイオリン協奏曲、そしてベートーベンのピアノソナタで締めくくりました。特にバイオリン協奏曲は抑揚が滑らかに表現され、また、ピアノ曲は強弱どちらの音もしっかりと伝わり、これらスピーカーからの恩恵を授かりました。

 今朝(12月14日)、スペインの自転車競技専門ウェブサイト EsCiclismo に、ベネチアで発表されたイタリア一周大会の概要が載っていました。来年の5月9日、ベネチアでのチームタイムトライアルに始まり、19日に最高地点イゾアール峠、21日に62kmの個人タイムトライアル、そして最終日は5月31日、ローマでの15kmの個人タイムトライアルで百周年記念大会の幕が下ります。

2009年イタリア一周大会の行程図 :
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2009/planimetrie/ plan_gen.html
(上記URLのページの右上「stampa versione pdf」を押すと、PDF版が表示されます)

2008年12月14日 あおたみつひろ

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越谷散歩

 木曜日(12月18日)、2009年スペイン一周自転車競技大会の道のりが発表され、スペインのスポーツ紙 MARCA や自転車競技専門ウェブサイト EsCiclismo に、それについての記事がありました。来年のスペイン一周大会は、8月29日にオランダのアッセンを出発し、9月20日にマドリードへ到着します。(競技区間一覧は http://ameblo.jp/lavuelta2008/ に載せてあります。)
 2009年大会の道のりが発表されたのにあわせて、スペイン国営テレビ TVE で特集番組が放送されたようで、その抜粋がスペイン国営放送のウェブサイト rtve.es で配信されていました(画像 1 )。スペインの主要選手四人が招かれていたのですが、画像左側から、2008年フランス一周大会(ツール)の覇者カルロス・サストレ、北京五輪ロードレースの金メダルを獲得したサムエル・サンチェス、2008年UCIプロツアーランキング一位のアレハンドロ・バルベルデ、そして2008年イタリア一周大会(ジロ)とスペイン一周大会(ブエルタ)の優勝者アルベルト・コンタドールという豪華な顔ぶれでした。

 今日(12月21日)は、実家のある越谷に帰り、両親と昼食を摂り、入院中の祖母を見舞いました。妻沼から越谷までは、まずバスで群馬県にある太田駅まで移動し、東武線の特急に乗って北千住駅で下車し、そこから準急に乗り換えて戻るような形で越谷駅に降り立ちました。出発地も目的地も埼玉県であるのに、群馬県から足立区までの列車に乗るという、妻沼に住んでいなければ出来ない方法で移動しました(あまり一般的な方法ではありませんが)。
 越谷駅を下りてからは、元荒川沿いを散歩しながら実家に向かいました。越谷は、日光街道という陸路と元荒川という水路を中心に発展してきた町ですので、元荒川沿いには、宮内庁鴨場、文教大学、北越谷桜堤、久伊豆神社、市役所と中央市民会館(写真 2 )、大聖寺、という越谷の主要な社寺、文化施設等が点在しています。
 越谷市立病院(写真 3 )に入院中の祖母(およそ95歳)は、だいぶ身体が弱っているのか、車椅子に乗っていました。車椅子を押して、病院の玄関前や待合所を探検しているうちに、売店の前に出ました。お菓子を見つけた祖母が「あら、おいしそうねえ」というので、買いました。眼も良く見えなくなってきている祖母ですが、こういうものには焦点が合うようです。

2008年12月21日 あおたみつひろ

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運転免許証の更新

 一昨日(12月27日)、勤務先の大掃除がありました。仕事という仕事は全て苦手な私ですので、今年の仕事が終わって、ほっとひと安心。

 昨日(12月28日)は、運転免許証を更新するため、鴻巣にある埼玉県の運転免許センターへ行ってきました。自転車で行くことができれば良いと思っていたのですが、随分と寒いので、バスと電車を乗り継いで行きました。画像 1 に、東京、越谷市、そして(妻沼が属する)熊谷市の天気予報を表示させた iPhone の画面を並べてみましたが、一目瞭然、妻沼が不当な扱いを受けていることが分かります。
 鴻巣駅を下りてからは、バスに乗らずに散歩しながら運転免許センターを目指しました。お寺の屋根が見えるところで路地に入り込んだりしながら(写真 2 )、途中の華屋与兵衞で昼食を摂り、午後の受付が始まる15分前に運転免許センターへと辿り着きました。
 帰りも鴻巣駅まで歩き、駅の近くにある「サッシーのぐち」というお菓子屋さんで「こうのとりの玉子」というお菓子を買いました(写真 3 )。中にはさつまいもを練ったものが入っていて、和菓子ではないのですが、洋菓子とも言い切れないような食べ心地でした。

 この一年、自分はどんなことに取り組んできたのだろう、と振り返ってみましたが、果たして振り返るほどのことをしていないことに気付きました。その埋め合わせとして、今年読んだ本の中から、面白かったものを紹介いたします。

・司馬遼太郎「韓のくに紀行(街道をゆく)」朝日文芸文庫
 日本人の視点から、その源流として朝鮮半島を眺め、さらに大陸へと思いを馳せた韓国紀行文。日本、韓国、大陸、という空間的広がりと、いま、むかし、そのまたむかし、という時間的な広がりを感じることの出来る、読まずにはいられない一冊。

・倉部誠「物語 オランダ人」文芸春秋新書
 あちらで仕事をしていた著者が書いたオランダ人観察記録。嘘か本当かは分からないが、面白おかしく書いてある。息抜きのために読むような、力の抜けた一冊。

・リービ英雄「我的中国」岩波書店
 中国。このすっきりとした二文字に収まるほど、中国は中国一色なのだろうか。その答えは、やや否定的な意味で明らかになりかけているが、それは同時に、中国の広さと奥深さを示している。著者が歩いた道も、様々な土地の、様々なひとの旅路と交錯する。

2008年12月29日 あおたみつひろ

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 上の日記で紹介した本について、アマゾンの商品ページへリンクを張っておきます。特に「韓のくに紀行」は面白く、複数回読みました。

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謹賀新年

 あけましておめでとうございます。

 今朝、日の昇る前に目が覚めた私は、むくっと起き、寝間着から普段着に着替えることなく、寝間着の上から普段着と防寒着をまとって、利根川の土手に向かって歩き始めました。畑の中の道(写真 2 )を抜けて土手に辿り着くと、すでに多くの妻沼人が東の空を眺めていました。新参者である私も、それに倣いました。
 私に見つめられて、いよいよ赤くなった東の空は、たまらずにこちらを見つめ返します(写真 1 )。俗にいう、初日の出です。

 昼間には妻沼聖天へ行ってきましたが、どこからこれだけの人が湧いてきたのか、境内には数十メートルに及ぶ参拝客の列が出来ていて、しかも妻沼人の多くは自動車に乗って行動するので、周囲の道路は見事に渋滞していました(写真 3 )。

 さて、今年は、冬寒く夏暑いといわれる妻沼の一年を肌で感じながら、生活し、勉強し、時には熊谷へ、時には群馬へと出かけてみたいと思っています。
 また、スペイン語学習三年目となる今年は、一般紙に載っている政治経済についての記事を読むことを第一障害物とし、続いて作文、会話というような障害物を乗り越えて行きたいと思います。

 本年も、よろしくお願い申し上げます。

2009年元旦 あおたみつひろ

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冬休みを終えて

 新年を妻沼で迎えた私は、二日から今日(四日)まで、越谷の実家で過ごしました。二日には、両親、姉夫婦と私の五人でおせち料理を食べました。その席で姉の旦那が、私が先月30歳になったことに驚いていました。三日には、両親と三人で久伊豆神社へ初詣。今日は、母と百人一首のかるたを取ってから、実家を出ました。
 入退院を繰り返していた祖母は、病院にいても手の施しようがないようで、三日に戻ってきました。話しに聞いていたよりは良い状態でしたが、もう、何をするにも自分一人では出来なくなっていました。数年前まで、いったい何歳になったら死ぬのだろう、と思うくらい元気であった祖母が、いまぎりぎりのところで堪えている姿を見ると、どんな人もいつかは死ぬのかな(?)、と思ったりもします。どうにか元気になって、また散歩ができるようになれば良いなー。

光陰矢の如し、という言葉があります。
その謂わんとするところは、過ぎ去る時間が惜しければ矢のように進め、ということでしょうか。

2009年1月4日 あおたみつひろ

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妻沼のグライダー滑空場

 金曜日(1月9日)、スペインのスポーツ紙 MARCA のウェブサイトに、フランス一周大会なども含めた国際自転車競技連盟 UCI の競技カレンダーが公表された、という記事が載っていました。ここ数年、フランス一周大会などの主催者と国際自転車競技連盟が対立していて、いくつかの伝統ある大会が国際自転車競技連盟のカレンダーに組み込まれていなかったのですが、そのような異常な状態が解消されたようです。なお、そのフランス一周大会での優勝者に与えられる格付け点数は200点で、スペイン一周とイタリア一周は170点、その三大大会以外の重要な大会は100点、それ以外のプロツアー大会は80点となっています。

 昨日(1月10日)は、妻沼のグライダー滑空場で市民のためのグライダー搭乗会が開催される予定でしたので、それを眺めに行こうと思っていました。しかし、ものすごい強風で、どのくらいの強さかと言いますと、停止状態のマウンテンバイクがペダルを漕がずとも走り出すくらいの強い風で、このような日に搭乗会が開かれるわけがありません。結果から申し上げますと、もちろん搭乗会は開催されず、私はひとり勝手に走るマウンテンバイクに連れられ、利根川でウィンドサーフィンを楽しむ人たちを目撃したり、河川敷に佇むグライダー収納車(写真 1 )を眺めたりしたのでした。(帰り道については記さないことにいたします。この日記が悲愴感に溢れてしまわぬよう。)

 今日(1月11日)、再びマウンテンバイクに乗って利根川の土手に向かいました。昨日から延期されたグライダー搭乗会が開催されるだろうと思い、土手の上を走っていましたら、何やら翼を広げたものが空を飛んでいるのを見つけました。それはグライダーではなく、鳥でした。さらに進むと、より高い所に光る翼を見つけました。今度こそグライダーです。
 まもなくグライダー滑空場に到着しました。私は搭乗会には申し込んでいませんでしたので、傍から離着陸を眺めていました。簡素で無駄がなく、見るからに軽そうな機体(写真 2 )。そして、その機体が、私の想像していたより短い助走距離で離陸(写真 3 )することに、少し驚きました。グライダーの場合は自力で助走するわけではなく、遠くから綱で牽引してもらうので、その牽引速度が十分であれば、助走距離に係らず離陸できるのでしょう。晴れ渡る空に映える白い翼。何とも清々しい光景でした。

2009年1月11日 あおたみつひろ

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一編の長い映画

 私が初めてその映画館を訪れたのは、三十年前のことだった。上映されていた映画は長いもので、私は映画館に入っては出、入っては出て、その続きを見た。聞けば、その映写機は大正時代から回り続けていたそうで、私は物語が六十五年を過ぎた辺りから、それを見始めたことになる。
 私が銀幕に見た光景は、時に優しく、時に滑稽で、おおむね穏やかであった。しかし私が見始めるより前には、つらく厳しい場面が映し出されることもあったという。あるいは、物語の舞台が日本列島から朝鮮半島へと移った時期もあったそうだ。そこではいったい何があったのだろう。どのような人々が登場したのだろう。その次はどこへ舞台が移ったのだろう。それぞれの時代に、それぞれの場所で、数えきれないほどの物語があったのだろう。
 映画館に入っている客は少ないが、見ようによっては面白い映画だ。見逃した部分も粗筋くらいは知っておきたい。そして、これから物語はどのように展開し、どこまで続くのだろう。そんなふうに眺めていたのだが。

 映写機が止まった。95年間、回り続けた映写機が止まった。

 私は金曜日に、その知らせを聞いた。今度映画館へ行ったら、また続きを見ようと思っていたので、残念だった。しかしそれは、私には思いもつかないほど長く、壮大な物語であった。その終盤の一部分を目にしたに過ぎない私には、思いを馳せるしか術がないが、確かにそれは壮大なものであったように思う。95年にわたる大長編。一回きりの上映。

 江川末子。享年九十五。私の祖母が切り開いた可能性の中に、私はいます。

2009年1月18日 あおたみつひろ

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今年、来年、行きたいところ

 金曜日(1月23日)、スペインのスポーツ紙 MARCA のウェブサイトに、昨秋の宇都宮で競技に復帰したイタリアの自転車選手イバン・バッソへの問答が載っていました。母を癌で亡くしたときにランス・アームストロング選手から支援を受けたこと、出場停止期間の二年間で50000kmほど走ったこと、2009年はイタリア一周大会(ジロ)とスペイン一周大会(ブエルタ)に照準を合わせること、40歳まで現役を続けること(を妻と約束していること)、などが書かれていました。

 また、スペインの一般紙 El Mundo のウェブサイトには、射撃愛好家のアルベルト・コンタドール選手が「暴力を容認している」と誤解されることのないように彼の勝利のポーズ(銃で撃つ真似)を封印したことや、F1操縦士のフェルナンド・アロンソがカルロス・サストレ選手らセルベロチームとともに自転車で走ったこと、などがこの一週間に記事として上がっていました。F1のアロンソは白いコルナゴに乗っていて、以前にはアングリル(急な坂があることで有名な山)にも登ったことがあるほどの自転車好きで、相当な実力の持ち主であるようです。
 この記事には、また、次のような一節がありました。「彼(アロンソ)が子供の頃、夏に昼寝の時間はなかった。大人も子供も、多くのスペイン人がそうであったように、その休憩時間はミゲル・インデュラインが山々を越えていくのを見る時間となっていた。」一昨年、ケンブリッヂの英語教室に通っていたフランスの女の子(当時16歳)が、あるスペイン人生徒の名前が「ミゲル」であると聞いたときに、小声で「ミゲル・インデュライン」とつぶやいていたことを思い出しました。10年以上も前に引退した自転車選手の名前を、16歳の女の子が知っている。サッカーやモータースポーツに押されているとはいえ、自転車競技文化がフランスとその周辺諸国に根付いていることを感じた瞬間でした。

 さて、この週末はアパートの部屋に引きこもって、掃除やら、コンピューターの中の整理やらをしながら、次なる旅行に思いを巡らせています。

( 1 ) 九州へ行きたい
 永らく異国文化が流入する最先端地帯であったと思われる九州を、福岡から長崎にかけて見てまわりたいと考えています。博多から長崎へは特急かもめに乗りたいと思っています。特急かもめは、革張りの座席と板張りの床という内装で、先頭車両のグリーン席は各座席が独立しています。往復は、私の国内旅行に欠かせない新幹線を用い、途中の広島か京都に立ち寄ることができれば、なおうれしいです。

( 2 ) 韓国へ行きたい
 昨年春、結局は実現しなかったのですが、扶余や慶州をまわって釜山から九州に渡り、京都や奈良を見てから関東に戻る、という旅行を計画しました。今のところ、それを実行に移す余力はありません。何年かのうちには韓国へ行ってみたいと思っています。

( 3 ) スペインとイタリアへ行きたい
 私が初めて自分の意志で海外へ渡ったその地であるバルセロナへの再訪と、秀逸なものづくりの力を持った国イタリアへの渡航を、二年以内に実現したいと考えています。バルセロナとミラノの間を、サルバトーレ・ダリ号という夜行列車が走っているそうで、それにも興味があります。また、今年はフランス一周自転車競技大会がバルセロナを通過しますので、その追っかけを予定している方は、ぜひバルセロナの町をゆっくりと眺めてきて下さい。

下記URLのページは、私がバルセロナに滞在したときの記録です。
URL : http://www.aotamitsuhiro.jp/esp/2007_barcelona.html

2009年1月25日 あおたみつひろ

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 ミゲル・インデュラインについては、未知谷という出版社から「ミゲル・インデュライン」という、その名の通りの本が出版されています。また、同じく未知谷から出版されている「ツール・ド・フランス物語」の中でも、インデュラインについて記すために一つの章が割かれています。
 韓国旅行を計画するときに読むと面白そうな本として、桑野淳一「韓国古寺紀行」があります。これは専門的な語彙を用いて仏教や寺院について記したものではなく、ごく一般的な感覚での旅行記です。しかし、随所に仏教やお寺についての知識がちりばめられており、軽い気持ちで読むことができると同時に、役に立つ本だと思います。

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強風のため、引きこもり

 木曜日(1月29日)、スペインのスポーツ紙 MARCA のウェブサイトに、今年のイタリア一周自転車競技大会には二つのスペイン籍チーム(ケスデパーニュとシャコベオ・ガリシア)が出走する、という記事がありました。他に、マリオ・チポリーニが技術的な部分で関わっている Isd というイタリアのチームや、昨年は除外されたアクア・エ・サポネ・カフェ・モカンボ(イタリア)も出走するそうです。

 この週末、土曜日(1月31日)は雨、日曜日(今日)は強風で、先週末に引き続き、アパートの部屋に引きこもっていました。

 今日はまず、私の使っているコンピューター MacBook に、iMovie という動画編集用ソフトウェアと、GarageBand という音楽制作ソフトウェアを入れました。これは Mac に付属しているソフトウェアなのですが、昨年の秋にオペレーティングシステムを Mac OS 10.4 から 10.5 に入れ替えたときから、消えたままになっていました。来週末には、一年間放置されていたビデオカメラがきちんと動くかどうか、確認しようと思います。
 何のためにそのようなことをしているのかと言いますと、今月22日に神宮外苑で行われる大学生の自転車クリテリウム大会を見に行き、ビデオカメラで撮影をしようと目論んでいるからです。昨年も、この大会をビデオカメラで撮影したのですが、レンタルサーバーの容量が増えたおかげで、その動画をウェブサイトに載せることができるようになりました。

URL :
http://www.aotamitsuhiro.jp/quicktime/

 iMovie と GarageBand を入れ終えた私は、何を思ったか、MacBook で韓国映画を見始めました。「青い自転車」という邦題の映画です。自転車といっても自転車競技の映画ではなく、自転車旅行の映画でもありません。自転車店を営んでいた父とその家族、そして彼らの人生を淡い色調で描いた作品です。回想場面に見る田園風景は、日本のそれと似ていて、美しく穏やかです。残念なことに、この映画の DVD は少ししか刷られておらず、手に入りづらいようです。

2009年2月1日 あおたみつひろ

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久しぶりのボールリフティング

 先月末にマウンテンバイクの国内シリーズの年間予定が発表されていたことに、今週に入ってから気付きました。ダウンヒル競技会場で最も近いと思われる富士見パノラマスキー場(長野県)では、5月30日〜31日にシリーズ戦、7月18〜20日に全日本選手権が開催されます。今年は、時間もお金も不足気味ですので、走ることは出来ないと思いますが、どちらかの大会に写真を撮りに行けたら良いな、と思っています。

 こちらも先月末のことですが、私が日本縦断したときに秋田県で撮った写真をホームページで使って下さっているシンクロテックという会社の社長から、今度は別のページに、スペイン旅行中にサラゴサで撮った写真を採用して下さるという連絡がありました。この写真の尖塔は、サラゴサのピラール聖母教会のもので、遥かカンタブリア地方(スペイン北部)に端を発し、やがて地中海へと注ぐエブロ川を見下ろしています。
URL : http://www.syncretic.jp/consulting/index.html

 今週に入って火曜日(2月3日)。現在私が勤めている会社に、かっこよくて仕事のできる杉山さんという先輩がいるのですが、彼が、その第一印象とは裏腹に、鉄道趣味を持っているということを知り、驚きました。彼のお気に入りは1953年に製造されたEF58形電気機関車の61号機(お召し列車牽引指定機)だそうです。私は、どちらかといえば、社会基盤としての鉄道に興味があり、特に新幹線が好きですが、古いものも嫌いではなく、以前には草軽電気鉄道(1960年頃に廃線)の廃線跡地を軽井沢から草津温泉まで歩いたこともありました。

 土曜日(2月7日)。近頃ほとんど運動をしておらず、このまま春が来たところで自転車に乗ることも出来ないだろう、と思いまして、少しづつ身体を動かすために、久しぶりにフットサルのボールに触りました。アパートから500メートルほど離れた妻沼中央公民館までボールリフティングをしながら往復したのですが、往路は20回ほど、復路でも5回、地面にボールを落としてしまいました。

 日曜日(2月8日)。強風の中、妻沼中央公民館までのボールリフティングに再挑戦しましたが、時折、普通に歩くのも難しいような風が吹きまして、往路20回、復路12回という結果で惨敗に終わりました。ところで、私の足は、前後が短く、幅が広いのですが、サッカーやフットサル、ランニング用の靴では、ミズノの靴が最も合うように感じます(写真 3 )。

 日の出の時刻がだんだんと早まり、この頃は朝食の時間帯に、アパートの通路の壁が朝日に照らされて、炊事場の窓越しに鮮やかな橙色が目に飛び込んできます(写真 1 )。

2009年2月8日 あおたみつひろ

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妻沼にも春の風

 金曜日(2月13日)、スペインのスポーツ紙 MARCA のウェブサイトに、スペイン一周自転車競技大会(ブエルタ)が四月開催に戻るかもしれない、という記事がありました。三大大会主催団体の指揮官であるハビエル・ギリェン(スペイン一周大会)、クリスティアン・プリュドム(フランス一周大会)、アンジェロ・ゾメニャン(イタリア一周大会)の三人の間では、現在九月に開催されているスペイン一周大会を四月に開催することで意思の統一がなされているようです。世界選手権の前哨戦になってしまっている、という見方があるようですが、考えようによっては「前哨戦として機能している」とも言えますし、四月に開催するなると春のクラシック(ロンド・ファン・フラーンデレンやパリ・ルーベなど)と重なってしまいますので、私は九月のままで良いと思っています。

 土曜日(2月14日)、これまで寒風が吹き続けた妻沼の地を、暖かな風が通り抜けました。朝方、少し雨が降りましたが、まもなく止んで、日が射してきました。
 夕方近くになってからバスに乗って熊谷へ移動し、熊谷市立文化センターのプラネタリウム館で開かれていた天体観察会に参加して、金星やオリオン大星雲、すばるなどを眺めました。このプラネタリウム館の天文台には SINDEN-PRO400CN という、ニュートン焦点(鏡筒の横から覗く)とカセグレン焦点(鏡筒の後端から覗く)を持った口径406mmの反射望遠鏡があり、漂う雲と熊谷の街灯りに邪魔されながらも、オリオン大星雲のもやもやを見せてくれました。

 今日(2月15日)も日中は春の陽気で、マウンテンバイクに乗って、利根川の土手などを散歩しました。このまま暖かくなれば、来月上旬には Cannondale SIX13 がアパートの部屋から這い出てくるかもしれません。

2009年2月15日 あおたみつひろ

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神宮外苑で自転車競技観戦

 金曜日(2月20日)。現在勤めている会社の人たちが、今月で辞めてしまう人の送別会と兼ねて、私の歓迎会を開いて下さいました。ここぞとばかりに、私は一昨年のバルセロナ滞在時やスペイン旅行時の写真を持って行き、皆さんに見ていただきました。

 土曜日(2月21日)は、母の誕生日を祝うために、実家のある越谷へ移動しました。朝、妻沼のバス停で熊谷駅行きのバスを待っていたところ、「PASMO」の幕が掲げられたバスがやってきました。どうやら、この日から妻沼周辺のバス路線でもパスモを使うことができるようになったようで、これからはバス代のために小銭を取っておく必要がなくなりそうです。

 今日(2月22日)は、大学生の自転車競技を観戦するために、神宮外苑へ行きました。武蔵小山にある自転車店の店主に連れられた私たちは、彼が東京大学自転車部の出身であるため、東京大学の選手たちを応援しながら観戦しました。それが力となったのか(は定かではありませんが)、学生自転車競技連盟のロードレースシリーズ戦で二位につけていた東京大学の西薗選手は、それを守って年間二位という立派な成績を収めました。また、私にとっても、自転車を通じて知り合った方々とともに過ごす、心安らぐ良い一日となりました。

2009年2月22日 あおたみつひろ

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友人の結婚祝賀会

 木曜日(2月26日)の夜、会社の先輩に連れられて近所の食堂「つみき」へ行き、夕食をごちそうになりました。鉄道好きの彼は、鉄道模型にも興味があるそうで、子供の頃には親御さんに買ってもらったプラレールで遊んだそうです。いまのところ鉄道模型には興味のない私も、小さい頃にはずいぶんとプラレールで遊んだ記憶があります。

 金曜日(2月27日)、スペインのスポーツ紙 MARCA のウェブサイトに、資金難によりカタルーニャ一周自転車競技大会の開催が危ぶまれている、という記事がありました。主要スポンサーであるカスティーリャ・イ・レオン観光が撤退したために、大会開催の可否は、カタルーニャ自治政府からの追加支援にかかっているようです。

 土曜日(2月28日)、今日限りでアパートを出る人からのテレビ譲渡式を午前中に済ませ、友人の結婚祝賀会に出席するために、妻沼から越谷を経て、台場へ向かいました。
 この友人は高校の同期生なのですが、その後、私が池袋の自転車店で働いていたときに、彼が早稲田大学ワンダーサイクリング同好会の一員として来店し、偶然にも再会しました。また、それとは別の時期に、同じ高校を卒業した友人のフットサルチームで、一緒にフットサルを楽しみました。直接連絡を取り合ったことはないものの、不思議と縁のある友人です。お幸せに。

 帰り道、新橋でゆりかもめを降り、銀座まで歩いて、アップルストアと山野楽器に寄りました。山野楽器のピアノ売り場に、ヤマハの MODUS H01 という電子ピアノのパンフレットが置かれていました。実物は見当たりませんでしたが、その写真を見る限り、美しく、とても魅力のある「もの」のように思います。もしもピアノが弾けたなら。

 今日(3月1日)は、越谷の実家で目覚め、午前中は祖母の四十九日法要。そして午後、昨日今日と空いている時間に進めていた神宮外苑クリテリウムの動画の編集を仕上げました。
 先週の日曜日に開催された第三回明治神宮外苑学生自転車クリテリウム大会の模様をビデオカメラに収めたのですが、なぜか焦点が合っていない場面が多く、それで意気消沈したこともあり、また、平日は夕食後まもなく寝てしまう日が続き、結局、この週末に編集をすることとなりました。GarageBand (画像 1 )ではコンピューターのキーボード使って音を入れているのですが、これですと音の強弱がつきませんので、他に何か良い方法はないか、思案中です。映像は iMovie (画像 2 )を使って切り貼りし、H.264形式で圧縮して、「動画のページ」(画像 3 )に載せました。

URL : http://www.aotamitsuhiro.jp/quicktime/

2009年3月1日 あおたみつひろ

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AirMac Express からアンプへ

 火曜日(3月3日)、スペインのスポーツ紙 MARCA のウェブサイトに、カタルーニャ自治政府がカタルーニャ一周自転車競技大会の開催を保証した、という記事が載っていました。主要スポンサーが撤退したことで、およそ120万ユーロの予算の半分しか資金が集まっておらず、開催が危ぶまれていましたが、カタルーニャ自治政府の支援のもとで予定通りの期日(5月18日〜24日)に開催されるようです。このカタルーニャ一周自転車競技大会 Volta Ciclista a Catalunya は、1911年に第一回大会が開催された、スペインで最も歴史のある自転車競技大会であり、世界でもフランス一周(ツール)、イタリア一周(ジロ)に次いで三番目に長い歴史を持っています(写真 1 、専門誌「ciclismo en ruta」2007年春)。

 土曜日(3月7日)。これまで iPod かコンピューターをアンプにつないでスピーカーを鳴らしていましたが、これらの方法ですと iPod やコンピューターが床に置かれることとなり、見た目に雑然としていて、実用上の不便もありました。そこで、今まで専ら無線ルーターとしてのみ使っていました AirMac Express に、音楽を出力する役割も担ってもらうことにしました。
 私はアパートの部屋で iPhone やコンピューターを使うために AirMac Express という無線LANルーターを使っていますが、これにはルーターと無線基地局としての機能以外に、USBプリンターサービスと音声出力機能が備わっており、今回はその音声出力端子とアンプをつないでみました(写真 2 )。 写真の中央のコンセントに差し込まれている白い箱形のものが AirMac Express です(電源アダプタではなく、これが本体です)。この白い箱の下から出ている水色の電線が光ファイバーの装置につながっており、黒色の電線が手前にあるアンプにつながっています。
 コンピューターで再生された音楽が無線LANを通じてアンプに入ります(写真 3 )ので、iPod やコンピューターをアンプの近くに置く必要がなくなり、床の上がすっきりしました。

 今日(3月8日)は、利根川沿いの妻沼滑空場で開催されている全日本学生グライダー選手権を覗いたりしながら、マウンテンバイクで近隣を散歩しました。少しづつですが、妻沼でのマウンテンバイク散歩道を練り始め、楽しくなってきました。

2009年3月8日 あおたみつひろ

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学生グライダー選手権

 水曜日(3月11日)、同じ会社で働くフィリピン出身の奥さまから「ふんわりチョコバーム」の施しを受けましたので、タガログ語で感謝の気持ちを表そうと思い、調べてみました。「ありがとう」は「Salamat」ということが分かったのですが、それ以外に、数の数え方が二通りあることも知りました。日本の場合は、「ひ、ふ、み(ひとつ、ふたつ、みっつ)」という古くからの数え方と、中国由来の「いち、に、さん」という数え方がありますが、フィリピンでは昔からの数え方の他に、主に時刻を表すときにスペイン語由来の数え方を用いるそうです。

 今日(3月15日)は、先週から引き続き妻沼滑空場で開催されている全日本学生グライダー競技選手権を覗き見しながら、マウンテンバイクで散歩しました。
 妻沼滑空場は利根川の河川敷にあります。私の住むアパートから利根川堤までは近く、歩いて10分あまりの距離です。民家や工場がある区域を抜けると農地が広がり、その向こうに利根川の土手が見えます(写真 1 )。滑空場までは少し離れていますので、利根川に沿って東へ進みます。菜の花がもこもこと咲いています(写真 2 )。土手を登ったり下りたりして遊ばなければ、数分のうちに滑空場が見えてきます。出かけるのが遅かったために、離陸は土手の上から眺めた限りで、滑空場に下りてからは、戻ってくるグライダーを眺めていました(写真 3 )。

2009年3月15日 あおたみつひろ

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SIX13、2009年初出動

 昨日(3月21日)は実家(越谷市)へ移動するため、およそ4ヶ月ぶりにキャノンデール SIX13 をアパートから引っ張り出しました。妻沼に引っ越してくるときに乗って以来、今日まで一度も外に出ていませんでした。私に似て、引きこもるのが好きなのです。
 これまで、越谷と妻沼の間を自転車で移動するときは、国道122号と国道125号を使っていたのですが、それらは人里離れた土地を通っていて、走っていると心細くなります。また、大型トラックが多く走っていて、路側帯が狭い区間が多いこともあり、あまり快適ではありませんでした。そこで今回は、まず南下して熊谷から中山道を走り、浦和のあたりで東に向きを変えて越谷を目指すことにしました。
 国道17号が国道16号を跨ぐ吉野町交差点立体交差の抜け方が分からずに少し遠回りした以外は、おおむね順調で、さいたま新都心のけやきひろば近く(写真)で小休止した後、線路の東側に出て、高校の近くにある「スポーツバイクファクトリー北浦和スズキ」を横目で見て(開店前の時間でした)、国道463号沿いにある MV AGUSTA や PORSCHE のお店を横目で見て、さらには梅や白木蓮の花、遠くに埼玉スタジアムを眺めながら、高校時代の通学路を走りました。

08:51 妻沼のアパート
09:13 柿沼交差点(国道17号バイパスと交差、熊谷市)
09:20 熊谷寺(ゆうこくじ、八木橋百貨店裏、熊谷市)
10:03 鴻巣警察署(鴻巣市)
10:37 吉野町交差点(国道16号と交差、さいたま市)
11:02 けやきひろば(さいたま新都心、さいたま市)
11:32 見沼(浦和と越谷の中間、さいたま市)
12:09 越谷の実家

 そして今日(3月22日)は妻沼への復路を走りました。途中、少しだけ雨粒が落ちてきましたが、濡れるというほどのことはなく、無事にアパートに着きました。

08:54 越谷の実家
09:31 芝原一丁目交差点(新見沼大橋の西、さいたま市)
09:44 新浦和橋(京浜東北線を跨ぐ、さいたま市)
10:15 吉野町交差点(国道16号と交差、さいたま市)
10:51 鴻巣警察署(鴻巣市)
11:32 八木橋百貨店(熊谷市)
11:59 妻沼東のアパート

 実家では、久しぶりに新聞を読んだのですが、朝日新聞の夕刊第一面に「フード、ファッション、フェラーリ、フットボール - イタリア人が胸を張る四つの F 」というような書き出しで始まる記事がありました。しかし、固有名詞である Ferrari 以外は全て英語であって、これらがイタリア語であれば、食べ物は Cibo あるいは Cucina、流行の装いは Moda、蹴球は Calcio となり、いずれも F では始まらないような気がします。私はイタリア語を学んだことがありませんので、とても不確かですが、スペイン語と類似した語彙、自転車やサッカーの世界で見聞きする言葉、それらをもとに考えると、そのように思えます。

 最近、これと同じような違和感を、サイクリングタイムという自転車専門ウェブサイトの記事で感じたことがありました。そこには「コンタドールは、すでに今季ツアー・オブ・アルグレイブでもタイムトライアルを制し、総合優勝を果たしている」という文がありました。文脈から、その英語風の「ツアー・オブ・アルグレイブ」という大会がアルガルベ(ポルトガル)での大会であることは分かりましたが、日本語で表そうとすれば「アルガルベ周遊自転車競技大会」や「アルガルベ一周大会」などと表現できると思いますし、異国情緒を醸し出すために外国語を使うのであれば、そのままポルトガル語風に「ボルタ・アオ・アルガルベ Volta ao Algarve 」で良いと思います。

2009年3月22日 あおたみつひろ

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赤坂アレーナロッサ

 土曜日(3月28日)。この日の目的地は赤坂のイタリア料理屋さん「アレーナロッサ Arena Rossa 」です。そのために、まずはキャノンデール SIX13 に乗って越谷へ移動しました。熊谷から中山道を走り、さいたま市に入るところで産業道路へ枝分かれし、浦和駒場競技場を右手に曲がって越谷へと東進。風に背中を押してもらいましたので、実家まで三時間かかりませんでした。

09:33 妻沼のアパート
10:52 上尾市役所前交差点
12:11 越谷の実家

 越谷からは東武線と千代田線に乗って赤坂へ移動しました。アレーナロッサは千代田線赤坂駅の近くにあるのですが、チサングランド赤坂の本館と東館の間を入ったところにあるため(写真 1 )、知っている人から案内されなければ、見つけることも入ることもなかったでしょう。奥まったところにあり、お店の外から客席を見ることができませんので、初めて入る時は少し不安になるかもしれませんが、お店の中は暖かみのある内装で、くつろぐことの出来る空間です。お昼のメニューは1000円から1500円の間に収まっていて、妻沼のアパートの近くにあるおそば屋さんで食べる合鴨そばが1250円であることを考えますと、ここはまさに「近所のおそば屋さんに入る感覚」で入ることの出来るお店です。

 さて、せっかくイタリアまで来ましたので、ついでにドイツにも寄りたいと思います。チサングランド赤坂の前を乃木坂方面へ歩いてすぐの信号を左に曲がりますと、ドイツ菓子とパンのお店「カーベー・ケージ K.B KEIJI 」があります、、、が、この日は閉まっていました(帰ってから調べたところ、土曜日は午後三時で閉まってしまうようでした)。ぴえーん、と泣きそうになるのを堪え、ミッドタウンまで歩みを進め(写真 2 )、何か美味しそうなものがないか、館内を見てまわりました。試しに DEAN & DELUCA で、モルシーリャを置いているか尋ねてみましたが、「当店では扱っておりません」という答えでした。モルシーリャ morcilla というのはスペインの食材で、豚の腸に、お米と玉ねぎ、脂、血、香辛料を詰めたものです。

 日曜日(3月29日)は、キャノンデール SIX13 に乗って越谷から妻沼へと帰りました。埼玉スタジアム(写真 3 )に寄ってから国道463号に戻り、京浜東北線を跨いでから中山道を走りました。道中のほとんどの区間で向かい風を浴び続け、這々の体で妻沼に辿り着きました。

11:19 越谷の実家
12:04 埼玉スタジアム(さいたま市)
12:22 新見沼大橋(さいたま市)
12:39 常盤七丁目交差点(国道463号から中山道へ、さいたま市)
13:52 鴻巣警察署前交差点(鴻巣市)
14:44 八木橋百貨店(中山道を離れ妻沼方面へ、熊谷市)
15:16 妻沼のアパート

2009年3月29日 あおたみつひろ

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